Interview
N.Y.
建設業に興味を抱くようになったのは、宮城県出身の友人の実家に遊びに行った際、震災後の光景を目の当たりにしたことからです。高校3年のときです。軽い気持ちで訪れたその地は、震災から5年ほど経過しているにもかかわらず、あちらこちらに爪痕が残り、復興にはほど遠い状況でした。このとき受けたインパクトを拠り所として建設業に絞った結果、当社から内定をいただくに至りました。
都内を中心に民間案件の新築・改修工事の営業業務に携わっています。価格交渉・契約から竣工までのすべてに関わっています。稀に遠方のお客様を担当することもあり、実際、御殿場の病院も担当案件の一つになっています。入社4年目となりますが、まだ上司のサブとして動くことが多く、引き継ぎを前提としてお客様との人間関係の構築と、専門的な知識の習得に励んでいるところです。
入社後の研修は4ヶ月間ほどでした。座学の他に営業部門で2週間、工事部門で1ヶ月ほどの現場研修がありました。その間は本社近くの寮生活になります。この期間を通じて、営業を希望するか、施工管理を希望するか、自分なりに決めていきます。8月には本配属となり、初年度の3月まで埼玉の関東支店に勤務しました。2年目からは本社に異動となり現職に従事しています。
出身は大阪で、大学への進学は附属高校からの内部進学です。1、2年目は大学敷地内の寮に入りましたが、4年目からは友人4人と一軒家を借り、シェアハウスをしていました。大学祭の実行委員になり、韓国の元首相を招待するため、夏休み返上で準備に当たり成功に導けたことが、私の学生時代の思い出になっています。
私の場合、早い段階から建設業を目指したこともあり、大学2年次のキャリアサポート関連の授業や3年次のインターン等を活用して業界の情報を比較的多く集めていました。建設業界はスーパーゼネコン、ゼネコン、設備系のサブコンに分類されていますが。規模の大小よりもどんな業務を担っているか、それが自分に合っているかという視点から志望先を絞りました。勤務時間や待遇面での違いは横並びのように思いましたので、自分はその中で「空調設備会社」に絞って活動しました。
大成温調から内定をいただいた時点で、同業2社さまからも内定をいただいていました。この3社からどこを選べば良いか正直悩みました。決め手になったのは担当者の人柄です。最終面接の雰囲気も一番好印象でした。入社後もこの印象は変わることなく、新人に対してもとても丁寧に優しく指導していただいています。
営業の仕方は業界や業態によってさまざまだと思いますが、当社の場合、できるだけ多くのお客様に決まった商材を案内するというスタイルではなく、何度も足を運びコミュニケーションを図る中で自分を信用していただき、技術的な知見においても信頼をいただく過程が重要になります。誠実さと専門的な知識が求められる仕事だと思います。
社内外で接する人の多くは自分の父親世代の方ですので、お客様に提案するにせよ、上司に相談するにせよ、どういう道筋でどういう言葉でアプローチすれば良いかを常に考えています。タイミングも重要ですね。社内において指示を仰ぐときは、情報収集を行い、自身の考えをまとめ、いつでも自分の意見を述べられるようにしています。