Interview
F.M.
高校3年の就職活動のとき、副担任の先生に紹介されて知りました。高校では建築を学び設備については未知の世界で、漠然としたイメージしか持っていませんでしたが、事業内容を聞き、やりがいのある仕事だなと思いました。同じ高校の先輩が大成温調で頑張っていると聞いたことも、入社試験を受けてみようと思ったきっかけになりました。
サービス統括部は一部と二部に分かれ、都内のお客さまの空調衛生設備の保守点検を担当しています。私は約30件の担当を持ち、計画的に保守点検に伺い、不良部品等があれば修繕や機器更新の提案をし、お客さまのご要望に沿った対応をします。このほか、緊急の機器故障、トラブル対応の依頼があります。自分の担当以外にも部内で人手が足りない場合は現場に向かい対処します。トラブルは一週間に一件のときもあれば、一日に三件発生することもあり、突発的なものなので対処に苦労することもあります。
現在の担当は、大学、福祉施設、オフィスビルをはじめその規模や建物の種類も様々です。1〜2台の空調設備を点検するところもあれば、数十台の場合もあります。
教育担当の先輩は“習うより慣れろ”で、現場で先輩の仕事を見て、手伝いながら覚えてきました。空調衛生設備の機器類は初めて見るものばかりでしたが、先輩たちが、一から細かく教えてくれました。現在のように一人で動くようになったのは3年目くらいからです。
大きな挫折はありませんでしたが、覚えがあまり良いほうではないので、遅れを感じるときはありました。ただ先輩に「お前は一つひとつ地道にやっていくタイプだから、今のままコツコツとやっていけば大丈夫、問題ない」と言われたことが支えになって頑張れたと思います。
ときに優しくときに厳しく、メリハリのしっかりしている人です。困ったときは最後まで面倒を見てくれます。上司だけではなく、部のチームワークが良いので、互いに助け合いながら仕事をしています。とても雰囲気の良い仕事がしやすい職場です。
入社1年目だったと思いますが、駅のトイレが詰まって流れないから直して欲しいと依頼がありました。現場に行き排水があふれているのを見たとき・・・・辞めようかなと思いましたね。
修繕が終了し報告に行ったとき「助かりました、ありがとうございます」といった感謝の言葉をいただけると、やっていて良かったと思います。そういうやりがいを感じられるからです。
一人で動いているとはいえ、まだまだ半人前だと思っています。トラブル対応などのときは現場で原因が分からず先輩やメーカーの技術相談に連絡し、聞くことも少なくありません。知識、技術力ともにもっとレベルを上げないといけません。
今年中に取得を目指している資格が二つあります。ひとつは工事の規模によって現場に有資格者が必要となる「施工管理技士」で、まずは二級の取得を目指します。もう一つは「冷媒ガス取扱技術者」です。資格取得にあたっては、会社が外部講師を呼び、講習会を開いてくれるなどサポート体制があります。