Interview
K.R.
当社に出会ったのは、合同企業説明会のときです。当社のほかにもう一社気になる企業があり、両社ともに最終面接まで進むことができました。最終的に当社を選んだ理由は、先に内定をいただいたことに加え、もう一社がビル管理業を主業としていたためです。私は仕事をする上で、自分の手で直接「設備」に触れてみたいと考えていました。そして何よりも、説明会や面接を通じて感じた当社の雰囲気がとても良かったことが決め手になりました。
野球を続けてきた私は、仕事においても「アクティビティ」を重視しており、同時に「チームワーク」も大切にしていました。「雰囲気が良く、フラットで働きやすそうだ!」という直感から、入社を決意しました。
教育担当の先輩は“習うより慣れろ”で、現場で先輩の仕事を見て、手伝いながら覚えてきました。空調衛生設備の機器類は初めて見るものばかりでしたが、先輩たちが、一から細かく教えてくれました。現在のように一人で動くようになったのは3年目くらいからです。
私が所属する第一サービス部第一課の業務は、首都圏を対象とした建物内の空調・衛生設備の修理と点検です。現在(2025年8月末時点)は8名体制で、この中には現場常駐のスタッフもいます。
配属直後は、とにかく仕事を覚えることが第一でした。先輩に同行し、仕事の進め方を見学しながら、施工現場の写真撮影やスイッチ操作など、初歩的な業務を担当しました。本格的に独り立ちできたのは入社3年目からです。
1日の流れは、自宅から現場に直行することが多く、9時には現場で業務がスタートします。例えば自宅のある横浜から練馬の現場へ行く場合、朝7時には家を出ます。1日に担当する現場は多い時で3件程度。作業の終了時間によっては直帰することもあります。事務所には専用デスクがあり、平均して1日3時間程度は見積作成、請求書や報告書の作成、協力会社からの請求処理などを行っています。
小学4年生から野球を始め、中学・高校・大学と野球一筋でした。勉学では特筆する実績はありませんが、幼い頃からブロック遊びや模型づくり、製図に興味があったことから大学では「建築学科」を選びました。もっとも、野球を続けられる環境を重視して志望校を絞った面もあります。
就職活動は3年次が終わる頃に始めました。ちょうど春の大会を最後にプレーヤーから主務へ転じるタイミングでもありました。一般に「設備業」はゼネコンの陰に隠れがちですが、私は学びの中でその重要性を理解していたため、他業種には目を向けず「設備業界」に絞って挑戦しました。
設備の修繕・点検は大きく二つに分けられます。一つは計画的に実施できる定期点検、もう一つは突発的な故障対応です。後者は多様な設備に対応する必要があるため、経験と知識が求められます。まだまだ学ぶことは多いですが、業務に臨む際は、先輩から言われた「自分の家のエアコンや水回りが壊れたと思って動け!」という言葉を常に意識しています。
仮に修理に時間を要する場合でも、まず現場に駆けつけ、方針をお伝えすることでお客様の不安を和らげることができます。修繕工事では施工管理の立場として協力会社と連携しますが、とりわけ親方とのコミュニケーションが重要です。現場が力を発揮できる雰囲気づくりは、チームプレーを大切にしてきた野球の経験が活きています。
第一に、比較的自分でスケジュールをコントロールできる点です。直行・直帰時は携帯で打刻でき、点検票もiPadで現場から直接入力できるなど、リモート対応の仕組みが整っています。
第二に、上司や先輩がフレンドリーな点です。事務所では世間話で盛り上がることもあり、和やかな雰囲気の中で働けます。困った時には親身に相談に乗ってくださり、日々支えられています。私自身も、先輩のように慕われる存在になりたいと思っています。
第三に、給与面です。業績に応じた報酬に加え、個人評価がしっかりフィードバックされるため、モチベーションが高まります。
第四に、福利厚生の充実です。特に社内サークル活動が支援され、スポーツを通じて社員の健康づくりが推進されています。
就職を機に距離を置いていた野球ですが、入社3年目に上司から声をかけていただき、現在は当社野球部で活動しています。ポジションは学生時代と同じくピッチャーです。剛速球タイプではなく、サイドスローから投じるスライダーが武器で、これが功を奏して戦績は上々。入部当時は3部リーグでしたが、現在は1部に昇格し、個人賞もいただきました。
学生時代は脇役や主務としてチームを支える立場が多かったのですが、今はエースを担えるかもしれません(笑)。憧れの選手は、育成出身から新人王を獲得した巨人の松本哲也選手です。彼のようにプレーヤーとしてだけでなく、指導者としても評価される人間を目指したいです。